2015
08.03

クラージュシチーの訃報(長文です)

Category: 競馬
こんにちは。



毎日暑いですね…
ここ数日もずっと晴れの予報。
昨年はお盆以降は長雨続きでしたので、今年の夏はあえて予定は前半に詰めて入れました。
ですので、週末は遊び歩いてばかりで、競馬(レース観戦・馬券)からは少し離れた日々。

そんななか、昨晩知ったクラージュシチー(ハービンジャー×リボンシチー・2012年産)の訃報。
友駿ホースクラブの所有馬です。
昨日の新潟8Rで競争中止…骨折して転倒、予後不良となりました。


クラージュシチーは、昨年のPOG指名馬であったシルクのネオルミエールと凌ぎを削った馬でした。
新馬戦、応援していたネオルミエールにすばらしい末脚(上がりタイム:32.2)で強襲をかけるもクビ差惜敗。
この時、勝ったネオルミエールよりも、2着のクラージュシチーの方が強いと感じたのは今でも憶えています。
そしてその後の未勝利戦では、後続に10馬身差をつける圧勝。
衝撃的な勝ち方に、秘めた能力は凄いものがあると、その後のレースでもクラージュシチーの馬券は買って応援していました。

東スポ杯、京成杯ではともに2番人気を背負いながら不発(5着・8着)。
しかし前走のあすなろ賞では、2着と盛り返し、先も楽しみにしていた馬でした。
5ヵ月半の休養明け、秋に向けての一戦であった昨日のレース。
減っていた体重は戻し過ぎかと思われたプラス18kgでの出走でした。
昨日は外出中で、応援馬券は買わずじまいだったのですが、ここも確勝、もしくは2着に好走すると思っていました。

右上腕骨骨折…痛かったでしょうね。
幸いにも騎手は怪我なし、その状態でも振り落とさずぎりぎりまで我慢して転倒。
…らしいです。。。
怖くて(辛くて)、動画リプレイは見られていませんので、各所からの情報です。
(JRA公式発表、友駿関連ページブログ記事、画像は確認済です。)

クラージュシチーのこと…少し調べてみましたら、その母リボンシチーは、すでに「処分」されていました。
この件についての発端は、2010年頃にさかのぼります。
同生産牧場(幾千世牧場)で繋養されているエミネントシチー(エスポワールシチーの母)の仔馬が突然病気により死亡したことに関連して、生産牧場とクラブ側でひと揉めあった様で。
(※この件については、エミネントシチーで検索するとすぐに出てきます。)
エミネントシチーについても、その前(エスポワールシチー出産後)にクラブ側から殺処分指示があったものの、牧場側が指示に従わず(表向きは殺処分したことにし、クラブにその報告)無断でこっそり繋養(乗馬として数年過ごした)していた経緯が。
(牧場側が強く反対するも、他にもたくさん繁殖牝馬はいるから処分しても大丈夫、との返答だったそう。)
その後、エスポワールシチーの活躍により、結局は牧場側が“未処分”であったことをクラブ側にも再報告、事なきを得たのです(クラブは手のひら返しで感謝の意)。
ところが、エスポワールシチーの全弟であるゴールドアリュール産駒、クラブ側も大きな期待をかけていた仔馬(エミネントシチー2010)が生まれ、その発表についても行き違いが浮上しているさなか、仔馬が生後20日で死亡。
突然の死亡をめぐって、またもやクラブ側が激怒し、牧場との対立が再燃。

結果、クラブ側はまたも非情の移動指示を牧場に通告したのです。
これによりエミネントシチーが他牧場に強制移動(処分予定)され、それを取り返すのと同時に交換条件として、同牧場からリボンシチーともう一頭の繁殖牝馬が移動することに。
その後、リボンシチーはクラージュシチー出産後に殺処分されたそうです。(処分後に産駒であるアスコットシチーとクラージュシチーがデビュー、産駒成績を待つことも出来なかったのか?)
このことは、もともとの繋養地であった幾千世牧場さんがブログで記事にされていました。
牧場側からの一方的なお話ではあるのですが、本当の話なら(ほぼほぼ真実でしょう)、とても残念な話です。
(※私の解釈に間違いがあるといけませんので、詳しくお知りになりたい方は牧場さんのHPで。)

心情的な部分は一切除いて、ビジネス的な観点からだけいえば、馬の所有権は友駿ホースクラブ側にあり、その権利を施行しての判断、指示ですので、この件に関してクラブ側に非はないと思われます。
それどころか、この対立、揉め事の詳細を許可も無く公の場に発表してしまった牧場側に問題があるのかもしれません。
そして牧場とクラブとの関係は更に悪化したことに間違いはないでしょう。

クラージュシチーの事故もさることながら、この母のリボンシチーの件については、大変ショックを受けました。

(競走馬に対する考え方はそれぞれと思いますので、ここから書くことは、あくまで個人的意見であり、一競馬ファンの戯言と思って下さる方だけお読み下さい。)

可哀相だから、といってどの馬もこの馬も置いておけるはずもなく、実際問題として避けられない事情、そのあたりは経済動物ならではの運命というものもあるでしょう。
それでも今回の件から、リボンシチーのこと、それを個人のブログなどで取り上げられている友駿会員さんの意見など、色々と閲覧、拝見するにあたって、改めて考えさせられた次第。
クラブとしてのサービスについては、会員でもない私が口出しする立場ではないのですが、やはり馬に対する扱いなどの心情的な部分での対応がクラブとしてはどうかと思わざるを得ませんでした。
シチー冠の馬の処遇で思い出すのは、タップダンスシチーのこと。
(現役時も応援していたので、昨年末の中京競馬場イベントには会いに行きました。)
あの時の行方不明事件のこと…
もう少し皆が声を上げるのが遅かったら、彼もまた。。。
G1レースをも制した馬でも起こりうることなのです。(もちろん友駿さん所属以外にも、数々行方不明の名馬はいます。)

友駿ホースクラブさんのHPを開いてみました。
年末~今年初め早々に募集が開始されていた馬に、綺麗な栗毛の馬がおり、少し気になっていました。
クラージュシチーが活躍していたので、良い馬はいないかと以前にチェックを入れていたのでした。
人気もあったようだし、もうすでに満口になっているかな…?
… …。
目にしたのは、満口ではなく「募集中止」でした。
怪我か疾病か?一時停止??

ウキヨエの2014、父ハービンジャー、母父アグネスタキオン。
なんと先月、死亡していました。
(会員ではないので、詳細ページは確認できませんでした。)
放牧中の事故、他馬に蹴られて亡くなったそうです。
奇しくもクラージュシチーの父と同じハービンジャー産駒でした。

一口馬主というシステムはいろいろな楽しみ方があると思います。
大きな夢を追って、レースを勝った時の喜びを分かち合いたい。
種牡馬になるような活躍をする良い馬を引き当てて、その見返り(恩恵)を。
出資した馬の応援に各地遠征、牧場に会いに行きたい。
会員同士、クラブのイベントなど人との交流を楽しみたい。
他諸々、それぞれです。

でもやはり出資する=ファンドという形態である以上、クラブに対する信用に不満があっては、そのクラブライフは楽しめないと思うのです。
私も一口馬主1年生(今年度募集から2年生)、初年度ながら現状5クラブ加入。
最近加入した一クラブを除き、1年間クラブライフを過ごしてみて、それぞれのクラブのカラーが少しずつ見えてきました。
もちろんそれは流動的でもあるものなので、今後はどうなっていくかわからないのですが、現時点でのサービスや対応などから、自分に合う合わないなどの感じが徐々に掴めてきたように感じています。

今日現在、私が出資した馬たちのデビューはまだです。
いよいよ来週、8月15日にシルクでの出資馬レーヌドコロールがデビューを予定しております。
先程書いたことについては、仮にこの子やまたそれに続く馬が勝っても負けても、それはあまり影響が無い部分のことを述べています。
とは言え、サービスや対応は最悪、信用できるもので無いクラブがあったとしても、もしそこで出資している馬が活躍すれば、一時的に心象は良くなることはあるでしょう、いいかげんなものです。
しかしそれでも、長くこの趣味を続けていこうと考えるならば、そうした目先の心象の良し悪しよりも、やはり日頃のサービスや対応、クラブの姿勢・考え方が自分に合うのか、ストレスが溜まらないのか、がクラブ選びに重要なポイントとなってくることは間違いないでしょう。

スーパー未勝利戦を待たずして、引退を勧告される3歳馬もたくさん見かけるようになってきました。
それぞれの行く末、処遇も気になるところであります。
来年のこの時期、私もほぼ確実にそういった馬を持つ立場、経験をすることになります。
その時のクラブ側の対応や、あわせてそこに至るまでの経緯で、また今とは違った気持ちになっているのかもしれません。

まもなく、所属しているクラブの2年目のドラフトが始まります。
縮小する方向と考えているクラブには、あまり出資はせず、が当然の選択…なのですが。
来年のこの時期に必要とあらば、整理が出来るように、が今年のドラフトのテーマでしょうか(後ろ向きなわけではないけれど…)
それを遂行できるかどうかは、、、優柔不断、情に流されやすい自分との戦いになってくるでしょう。
…とりとめもなく、長くなってしまいました。。。


クラージュシチー、お母さんのリボンシチーの無念を思うと、とても辛いし悲しいです。
また出資者であった皆様の心中、察するにあまりあります。
どうか親子ともに安らかに……合掌。




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コメント
こういったことは、競馬である以上
仕方がない部分はあるんでしょうが、
やはり割りきれないし悲しいですよね…。

もちろん一口に限ったことではないですが、
やはりクラブごとの対応や力関係もあるようで、
どうかと思う部分もありますね(-.-)

先日僕の愛馬も故障で引退して乗馬になりましたが、
大切にしてもらえれば幸せですよね!
無事にデビューをして引退まで競争生活を全うして、
その上で活躍してくれたら最高なんですけどね。(>.<)

まずは、来週の愛馬デビューが無事に迎えられるように、
応援しています!
だいちゃんdot 2015.08.03 21:03 | 編集
こんばんは。
コメントありがとうございます。

応援していた馬との別れは特に辛いですね。
これが愛馬となれば、デビュー前からずっと見守ってきている、また牧場にも会いに行っているなど、愛着もより一層増すものですから、耐えられない気持ちになるでしょう。

引退は残念ですが、乗馬としての余生が送れるのなら、それはそれで幸せですね。(乗馬、と書かれていても、きちんとした繋養先が不明の場合も多々…><)

現実的には避けては通れない問題、個々にはそれぞれの事情があり、致し方ない部分もあります。
ただやはり自分が信頼のおけるクラブを選びたい、とより思わせる出来事でした。
悲しい運命を辿る馬が、少しでも減りますように。
Rami*dot 2015.08.03 22:50 | 編集
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